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ハノイ市の中央眼科病院が実施した調査結果によると、ベトナムでは高校生の近視の割合が50%に上っており、特に大都市の学校で顕著になっている。
学生の近視が増加している原因として、テレビやパソコン、スマートフォンの使用時間が増えていることが挙げられる。このほか、屋外で遊ぶ時間が少ないこと、学校や塾などでの勉強時間が多いこと、体に合った机や椅子を使用していないことなども一因とみられる。
また、調査では保護者の20%が子供たちの視力に十分な関心を払っていないことが明らかになった。子供たちに慢性的な頭痛や目の疲れ、目を細めるなど視力低下の兆しがあっても、保護者がこれを軽視し早期に治療を受けさせず、症状が重くなってから病院へ行くと既に手遅れといったケースが多いようだ。