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米国に本部を置く環境NGO「オーシャン・コンサーバンシー(Ocean Conservancy)」が発表したレポートによると、海に投棄されたプラスチックごみの量が最も多いアジア5か国の中に、ベトナムが入った。その他の4か国は、中国、インドネシア、フィリピン、タイ。
ペットボトルやポリ袋、ロープ、包装資材を含むプラスチックごみの量は、この5か国だけで世界全体の60%を占めている。海に浮かんだペットボトルやポリ袋などのごみが全体の5%で、95%は海に沈んだごみだという。
同レポートによると、適切に収集・処理されたごみの量は、全体の40%に過ぎず、残りは地方のごみ処理場に積まれるか、多くの場合は海に直接投棄される。
アジア諸国では、経済発展に伴い、人々が生活の中で排出するプラスチックごみ量も増加しつつある。また、発展途上国では、消費財メーカーが少しでも安く売るために安価なプラスチック資材で製品を包装する。しかし、これらは廃棄物処理システムで対応しきれず、大量のプラスチックごみが排出され環境に悪影響を及ぼしている。