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ホーチミン市の焼肉店や鍋料理店のメニューには、必ずと言っていいほど「ヤギのおっぱい焼肉」があるが、実際のところ、それがヤギのおっぱい肉である可能性は限りなく低い。ヤギ肉卸業者は「我々でさえヤギのおっぱい肉は入手しにくい。料理店で出されているのは全部ブタのもの」と話す。
ホーチミン市獣医支局検査課は13日、ビンタイン区バクダン通りの路地にあるヤギのおっぱい肉卸業者を立ち入り検査し、ブタのおっぱい肉1202kgを発見した。業者代表のクアン氏は、これがブタの肉であることを認めた。紅河デルタ地方ナムディン省から入荷し、市内の飲食店に卸していたという。
しかし獣医支局の幹部は、ナムディン省で大量のブタのおっぱい肉を調達できるかに疑問を持ち、中国から輸入している可能性を指摘。さらに、クアン氏が提示したナムディン省獣医支局の検疫書類は偽造された疑いが強いとの見方を示した。
地元紙の記者がナムディン省のブタのおっぱい肉供給業者に注文を装って電話し、「ナムディン産か中国産か」を尋ねたところ、「ナムディンで調達できるわけがない。主に(中国国境の)ランソン省から仕入れている」との答えが返ってきたという。