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ホーチミン市科学技術局と韓国のECODIGM社は24日、病院廃水の処理に関する協力合意書に調印した。合意が実施されれば、市内の環境汚染が改善されると期待されている。24日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
ホーチミン市工科大学環境学科長のグエン・フオック・ザン教授は、ECODIGM社の処理技術を利用して同市熱帯病病院で行われた実験で、良好な結果が得られたと述べた。従来の処理方法に比べ廃水中の窒素量が大幅に減少し、使用する電力も80%以上削減することができたとしている。
科学技術局のグエン・カック・タイン副局長は、この技術の運用は難しくないため、市内の各病院に展開することが可能だと話した。同市保健局によると、市内には113の病院があり、このうち約50%の病院の廃水は環境基準をクリアしていない。また、廃水処理施設を備えていない公立や民間の診療所が計607か所ある。