中部ダナン市で11月28日、「2015年までの環境と健康に関する国家目標プログラム」と題するセミナーが開催された。資源環境省環境保護局のフン・バン・ブイ副局長は、「環境汚染が原因の病気による死亡者数が増加している。環境問題に対する適切な関心を払ってこなかったつけが回ってきている」と警告した。
また、保健省予防保健局のチャン・ダック・フー博士は、「26種類の伝染病が環境汚染と関連している」と発言した。世界保健機関(WHO)によると、ベトナムは大気汚染を原因とする病気の死亡者の割合が高いグループに属しているという。人口100万人当たりの死者数は年間200~230人に達する。室内空気汚染による死亡者の割合はさらに高く、100万人あたり300~400人にも上る。