パリ発ハノイ行きのベトナム航空534便(ボーイング777型機)は15日夜、操縦室の窓ガラスにひびが入ったため、アゼルバイジャンの首都バクーの空港に緊急着陸した。搭乗者307人は全員の無事が確認された。乗客はホテルで一夜を過ごし、翌日夜に代わりの飛行機に乗り換えてハノイに向かう。
この事故に関してベトナム航空のグエン・タン・チュン副社長は、「操縦室の窓ガラスにひびが入ったための『技術着陸』であり、いくつかの新聞に報道されたような『緊急着陸』ではない。国際線では初めてだが、同じ事故は国内線では何度か起こっている。重大な事故でなく、安全性に問題はない。窓ガラスの交換は短期間で終わり、検査で安全性が確認されれば、飛行機は通常どおりに運用する」と説明した。