国家電力管理センターによると、北部地方の電力不足は12日午後5時ごろまでにほぼ解消した。これは北部地方の約43%を賄うホアビン水力発電所のダム貯水量が高まり発電量が800万KWhと一時の2.5倍に回復したことと、ダムの上流にあたる中国雲南省でまとまった雨量が観測され、数日中にはダムへ大量の流水量が見込めるためで、北部地方の電力危機はようやく一段落しそうだ。
12日午後4時現在、ホアビンダムの水位は82.12m、ダムへの流水量は毎秒850立米。同日の北部地方への総電力供給量は約6,000万KWhとなり、計画停電実施前の5月初めの水準にまで回復した。