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ホーチミン市直轄トゥードゥック市在住のファム・バン・ディエップさん(男性・45歳)は、飼育している鶏十数羽が何者かに襲われていなくなっているのに気が付き、罠を仕掛けたところ、犯人とみられるヤマネコを捕獲。ディエップさんは23日、犯人をホーチミン市森林保護局に引き渡した。
ディエップさんは親戚と一緒に鶏を飼育していたが、この1か月の間に十数羽が行方不明となった。鶏が少しずつ数を減らしていったことで、害獣による被害を疑ったディエップさんは、飼育所の近くに罠を仕掛けた。
2日後、猫のような動物が罠にかかっているのを発見。インターネットで調べると、ヤマネコであることが判明。引き取ってもらうため、森林保護局に連絡した。ディエップさんは、「このヤマネコがどこから来たのか分かりませんが、野性環境に返してやりたいと思います」と話した。
森林保護局によると、捕獲されたのは、体重約1.8kgのベンガルヤマネコ(学名:Prionailurus bengalensis)。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの保全状況では「低懸念(当面絶滅のおそれなし)」に指定されている。