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ホーチミン市1区と同市直轄のトゥードゥック市を結ぶ第2トゥーティエム橋をバイクで渡っていたグエン・バン・ルイさん(男性・27歳)を突然の不運が襲った。凧糸が首に引っかかって、首に深い切り傷を負ったのだ。
レバンティン病院の代表者が1日に発表したところによると、ルイさんは手と首の軟部組織を損傷した状態で搬送されて手術を受けた。術後の経過は良好で、患者の健康状態は安定しているという。
ルイさんは31日午後、ボンクン大通り(Dai lo Vong Cung)をトゥーティエム街区方面に向かってバイクで走行中に突如、凧糸が首に絡まって転倒。すぐ後ろをバイクで走っていたルイさんの妻が慌てて駆け寄ると、ルイさんの首に凧糸が引っかかっているのを発見した。
その後、近くの喫茶店にいた人々が首に絡まっていた凧糸を切って、ルイさんを事故現場から約5km離れたレバンティン病院に緊急搬送した。
ルイさんの妻は、「凧が低い位置を飛んでいて、糸が道路と並行の位置にあったので、夫の首に引っかかってしまった」と話した。
この数年、トゥーティエム都市区の開けた場所では、人々が凧揚げを楽しんでいる姿がよく見られる。一部の人は車道まで出てきて凧揚げをしているので、電線に絡まる恐れもある。2021年3月には、32歳の女性がボンクン大通りをバイクで走行中に凧糸が首に巻き付いて、長さ12cmの切り傷を負う事故が発生していた。
地元当局は定期的にこの地区をパトロールして、凧を没収するなどの対応をとっているが、凧揚げする人の数が多すぎて対処しきれていないのが現状だ。