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ファム・ミン・チン首相は、ハノイ市の越ソ(ベトナム・ロシア)友好病院で女性記者が事前登録なしにワクチン接種を受けたとの報道について保健省に調査を求めた。同省はこれに関連した医師を処分したが、誤解を招くきっかけを作ったのは女性記者であるとの調査結果を報告した。
調査結果によると、ハノイ市在住の女性記者V・P・Aさんは7月12日、知人を介して越ソ友好病院の医師にワクチンの接種登録を依頼。ワクチンが余った場合に接種するという条件で院長が同意した。因みに、Aさんは某大学のミスコンで優勝したこともあり、SNS界隈ではホットガールとして知られていた
前述した措置は、ワクチン接種予定の人が来なかった場合や、接種予定だったものの、スクーリング検査で接種条件を満たさなかった人がいた場合に、準備したワクチンが無駄になることを避けるためのものだった。
7月19日にAさんと夫がワクチン接種を受けたケースはこれに該当し、病院からワクチン接種の通知を行った。19日時点では、病院は英国アストラゼネカ(AstraZeneca)製と米国モデルナ(Moderna)製の2種類のワクチンを使用していたが、Aさんらが来たときは既にアストラゼネカ製を使い切っていた。ワクチンの種類を選べる状況ではなく、また如何なる者でも優先的に選ぶことは出来ない。
それにもかかわらず、Aさんは自身のフェイスブック(Facebook)ページに、「父のおかげで、事前登録なしで優先的に米国ファイザー(Pfizer)製ワクチンの接種を受けられた」という事実ではない内容を投稿して世間を誤解させた。
この投稿後、SNS上には「病院はコネの有無でワクチン接種の優先者を決めるのか?」などと批判する意見が相次いでコメント欄が炎上していた。
病院側は騒動後、「Aさんの父親が国防省傘下軍医学院の講師であり、その教え子が現在当院で医師を務めている。Aさん自身は記者なので、ワクチンの優先接種対象だ」と釈明。しかし、地元メディアが調べたところ、Aさんの父親が軍医学院の講師であるという事実はないという。