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1月に資本金144兆VND(約6900億円)の企業が設立され、大きな話題となっている。この資本金は、ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)やベトナム電力グループ(Vietnam Electricity=EVN)などの大手企業よりも大きい。
話題になっている企業は「USCインターコ(USC Interco)」で、ハノイ市ホアイドゥック郡の3階建ての民家に本社を置く。創立株主はベトナムの個人3人で、出資率はそれぞれ40%、30%、30%。
この民家は、同社の出資者でチーフアカウンタントでもあるK・T・Pさんの自宅。しかし、自宅でボトル入り飲料水の販売を行っているPさんはインタビューで、「他の出資者が酔っ払って手違いで登録してしまった。そんな大金があるわけない」と述べた。
Pさんが語ったところによると、27日午前に企業解散の手続きを実施したという。
現行規定では、出資者は企業登録証明書発給から90日以内に資本金を払い込まなければならず、資本金を期限までに十分に払い込まなかった場合、企業登録証明書の変更を申請し資本金を下方修正しなければならない。
ただし、資本金の払い込みの証明に関する規定がルーズなため、大企業に見えるように資本金を水増しする企業が存在しているのが現状だ。