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ホーチミン市で2018年6月、出身地に関する差別発言が原因で男性1人が殺害される事件が起きた。ホーチミン市人民裁判所は7日、殺人罪に問われていた被告3人に有罪判決を下した。
主犯格のズオン・ディン・ビエン被告(男・28歳)は禁固20年、ダオ・タイン・ニャット被告(男・26歳)は禁固19年、グエン・ディン・キエン被告(男・20歳)は禁固18年の判決をそれぞれ言い渡された。
起訴状によると、2018年6月23日夕方、同市12区ヒエップタイン街区(phuong Hiep Thanh)にある貸し部屋の前で、被害者のH・M・Hさん(男性・当時49歳)は友人らと酒を飲んでいた。
この時、近所にある伯母の家に向かう途中だったビエン被告がバイクで通りかかり、以前もめたことがあるHさんとビエン被告はにらみ合った。Hさんは友人らの制止を無視して、伯母の家から出てきたビエン被告を襲うため木の棒をベンチの下に隠した。
Hさんは、ビエン被告が再び通りかかると「おい、この北部野郎」と罵ると同時に、木の棒で同被告を殴ろうとした。しかし、Hさんの友人らが仲裁に入ったため、殴り合いには至らなかった。
しかし、Hさんの行為に腹を立てたビエン被告は、自分の部屋に戻って刃物3丁を準備。ニャット被告とキエン被告の友人2人を呼んで刃物を渡し、Hさんを見つけると3人で襲い掛かって身体の18か所を刺して殺害した。
3人はその後現場から逃走したが、後日警察に自首した。ニャット被告の父親は息子が殺人を犯したことを耳にし、あまりのショックで突然死した。