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ハノイ市タックタット郡フウバン村で12日に生後35日間の赤ちゃんが何者かに溺死させられた事件で、同市警察は14日、赤ちゃんの実母のファン・ティ・チン容疑者(20歳、同村在住)を殺人容疑で逮捕したことを明らかにした。
赤ちゃんは12日午前5時頃、自宅の1階でたらいに浮かんで死んでいるところを父方の祖父であるブー・ディン・ランさん(69歳)に発見された。発見時、家屋の門は留め金で中から閉まっていた。1階と2階を結ぶ屋外の階段には、「おい、ラン。お前の孫を殺す」という内容の脅迫メッセージが残されていた。
この家屋はランさんのもので、死亡した赤ちゃんは両親と一緒に2階に住んでいた。近隣住民によると、午前3時頃には赤ちゃんの泣き声とチン容疑者の子守唄が聞こえていたという。
チン容疑者の義母にあたるランさんの妻と近隣の人々によると、同容疑者は「勤勉で素直な子だが、時々変な言動もあった」といい、産後うつだったとの見方もある。警察は14日に現場検証を行い、事件の動機や原因などを詳しく調べている。