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「ハノイでテロ」、ドッキリ動画の制作グループを摘発

2016/11/23 05:34 JST配信
(C) vnexpress
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 ハノイ市公安局ハイテク犯罪取締部(PC50)は21日、「テロリストがハノイ市の街中に爆弾を仕掛ける」といった内容のドッキリ動画を制作し、動画共有サービス「ユーチューブ(YouTube)」で配信したグループ「モンスターNTN(Monster NTN)」を摘発したことを明らかにした。

 同グループを率いていたのはグエン・タイン・ナムさん(男性・22歳、紅河デルタ地方タイビン省出身)。ナムさんは2016年、広告収入を狙って多くの視聴者の反応を得ようと、友人4人(男性、20~22歳)と共に問題の動画を制作した。

 動画では、偽の爆弾やイスラム風の白い衣装などを用意し、1人5万VND(約246円)の報酬で「俳優」を募集。「監督兼カメラマン」を務めたナムさんは10月31日と11月1日の2日間にわたり、友人4人を含む俳優らに演技を指導し、自ら動画を撮影した。制作には約100万VND(約4900円)かかったという。

 ナムさんは撮影した動画をパソコンの動画編集ソフトで4分弱に編集し、6日に自身のユーチューブチャンネルに投稿。通りや公園、バス停などを舞台に「テロリスト」が「爆弾」で「市民」を驚かせる様子を撮影したこの動画が配信されると、急速にシェアされ、大きな反響を呼んだ。

 インターネット市民からの指摘を受けて、ナムさんは問題の動画をプライベートモードに設定したが、PC50は国民に恐怖を与え治安を悪化させる悪質な行為として調査に乗り出し、摘発に至った。警察はカメラや衣装、偽の爆弾など動画の制作に使ったと見られる証拠物件を押収し、ナムさんらを近々処分することを明らかにした。

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