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「子供を丈夫に育てる我が一族の秘訣」だという姑の言葉に従って、生んだばかりの自分の赤ちゃんの指をかみ切った母親がいる。10日付ティンモイが報じた。
母親のSさん(32歳)は2日、東南部ドンナイ省の病院で男の子を無事出産した。ところが、Sさんの病室から赤ちゃんの異常な泣き声が聞こえたため看護師が駆けつけると、そこには口を赤い血で染めたSさんがおり、赤ちゃんの左手の人差し指が食い千切られていた。
夫のDさん(34歳)によると、Dさんの一族には、子供の時に原因不明の突然死をした人が多く、いつの頃からか「母親が赤ちゃんの左手の人差し指をかみ切れば丈夫に育つ」と信じられるようになったという。Dさん自身とDさんの兄も左手の人差し指がない。
Dさん夫妻は2年前に授かった女の子を生後9日目に亡くしている。姑はSさんに「我が一族には掟がある。反対は許さない」とSさんに実行を迫った。Sさんは迷いながらも、子供のためにと姑に従ったという。
※最終更新:2012年12月14日10:30JST