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家族や資産を捨てて、愛する女性と駆け落ちした男性がいる。物語の主人公はハノイ市在住のジンさん御歳79歳。同市中心部に邸宅を構える裕福な男性だ。ジュリエット役はヒエンさん63歳。彼女は同市でごみ収集をして生計を立てている。18日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
ジンさんは亡くなった奥さんとの間に4人の子供がおり、それぞれ一定の社会的地位を築き、地元でも裕福な一家として知られている。ある日、ジンさんはヒエンさんを自宅に招き、子供たちの前で、彼女と再婚したいと打ち明けた。ヒエンさんがごみ収集をしていると知った子供たちは、これに猛反対。財産目当てに違いないと言って、全く取り合わなかった。
何度も説得を試みたジンさんだったが、子供たちを説得することは出来なかった。ジンさんは、ヒエンさんと暮らすため、駆け落ちすることを決意。家を出て、2人でホアンカウ湖付近の道端で路上生活を始めた。
2人の駆け落ちはインターネット上で話題になり、様々な議論が交わされている。ある人は、再婚は当然の権利だとして子供たちを非難し、またある人は、年老いた父親がごみ収集の女性と再婚して一つ屋根の下に生活するのは、とうてい容認できることではないとしている。