ホーチミン市クチ郡のチュンアン中学校で29日午後、同校に通う女子学生ら6人が同級生の男子学生から火炎瓶を投げつけられ火傷を負う事件が発生した。30日付VNエクスプレスが報じた。
火炎瓶を投げつけたのは、同校に通う中学3年生の男子S(14歳)。6月ごろから携帯電話でメッセージを交換する中で、隣クラスの女子Tさんとの間に不和が生じたという。一方的に恨みを募らせたSは、火炎瓶を作り復讐に出ることを決意した。
29日、予め用意しておいた材料で火炎瓶を作り、Tさんのいる教室に向かった。Sは授業中の教室に火炎瓶を投げ入れると、その場から逃げ去った。大騒ぎになった教室では、窓側に座っていた女子学生6人が逃げ遅れて火傷を負った。
Sは学校から逃走しようとしたところを駆けつけてきた教師らに取り押さえられた。現在、Sは警察に身元を拘束されているという。なお、被疑者は未成年であるため、被害者側の被害届けを受けた後、処分が下される見込み。火傷を負った女子学生の内、重症者2名は現在も地元病院に入院し、治療を受けている。