北部ハイフォン市警察は8日、7日に同市ダムチエウ市場近くで頭部と両腕が切断された女性の遺体が発見された事件で、殺人と死体遺棄の疑いでグエン・ズン・ザン容疑者(31歳・男)を逮捕した。11日付ティエンフォン紙電子版などが報じた。
現場近くでは8日午後3時までに切断された頭部と両腕が発見され、被害者はレチャン区ビンニエム地区在住のグエン・ティ・トゥー・ハンさん(38歳)と判明した。警察は7日夜からザン容疑者の事情聴取をしていたが、犯行を認めたため逮捕した。
警察の調べによると、ザン容疑者は昨年10月に妻と離婚、その後衣料品を売る店を開くためハイフォン市キエンアン区クアンチュー地区で家を借りた。同容疑者はこの頃ハンさんと知り合い開店資金をハンさんから借りたが、商売がうまく行かずハンさんを殺して財産を奪うことを思い付いたという。
ザン容疑者は5日夜、借金を返済すると言ってハンさんを店に呼び出し、隙を狙ってハンさんの頭部を金槌で殴って殺害、金の指輪などを奪った。その夜のうちに死体の頭部と両腕を切断してビニール袋に入れて運び出し、それぞれ別の場所に捨てた。同容疑者は翌6日、何事もなかったように店を開けていた。