20日正午ごろ、ホーチミン市フーニュアン区フインバンバイン通りの民家で、男2人が女性1人を殺害、女性2人に重傷を負わせる事件が起きた。男2人は部屋に立てこもったが、約1時間後に警察に逮捕された。
この民家はフーニュアン区資源環境課のブイ・ゴー・ティ・ミー課長(51歳)の自宅で、重傷を負ったのはミーさんとその娘のチャン・トゥー・フオンさん(24歳)、殺害されたのはミーさん宅をたまたま訪れていた共産党フーニュアン区委員会のダン・トゥー・ホン副書記(47歳)。
逮捕されたのはグエン・チョン・ニャン容疑者(30歳)とルオン・ホアン・サン容疑者(20歳)。警察の調べによると、ニャン容疑者の妻グエン・ティ・トゥー・ヒエン(28歳)はミー課長の部下で、最近犯した業務上の誤りについて処分を受けることになっていた。これを知って腹を立てたニャン容疑者は、ミー課長に直接会って話をつけようと知り合いのサン容疑者を誘ってミー課長宅を訪れた。
ミー課長に妻の処分撤回を拒否されたニャン容疑者とサン容疑者は、隠し持っていた刃物でミー課長と現場に居合わせたフオンさん、ホン副書記を次々に襲った。一方、助けを求める叫び声を聞いた隣人が警察に通報、部屋に立てこもった容疑者2人の身柄を確保した。