7日午後10時5分ごろ、離陸準備のため滑走路に向かっていた中部ダナン発ハノイ行きベトナム航空VN318便で、搭乗していた男性客の体調が急変し意識を失ったため、同機は離陸を中止し旅客ターミナルに引き返した。医療関係者が駆け付けたときには、男性客はすでに死亡していたという。
中部空港管理部のドアン・フン副部長によると、この男性客はハノイ市在住のレ・クオック・フンさん(50歳)で、搭乗前から酒の臭いを発し疲れた様子だったため空港係員が体調を尋ねたところ、フンさんは搭乗できると答えたという。この騒ぎでVN318便の出発は翌8日午前1時20分までずれこんだ。
ダナン市ハイチャウ区警察は8日、フンさんの家族に遺体の検視実施について同意を求めたが、家族がこれを拒否したため死因は分かっていない。