ハノイ市ドンダー区警察は5月31日、父親を殺害した疑いでチン・ティ・トゥー容疑者(38歳・女)を逮捕した。
警察の調べによると、トゥー容疑者は5月30日午後4時ごろ、病気の母親を見舞うため実家(同市ドンダー区フオンリエン地区)を訪れた際、以前から折り合いの悪かった父親チン・ディン・カンさん(49歳)に追い出され、護身用に持ち歩いていたナイフでカンさんの左胸を刺して死亡させた。
トゥー容疑者は4年前、カンさんに実家への出入りを禁止され、娘とともに外に家を借りて暮らしていた。最近、母親の面倒をみるため家に戻らせてほしいとカンさんに頼んでいたが拒否されていた。同容疑者は犯行当日の午後2時半ごろ、一度実家を訪れたがカンさんに追い返され、母親に渡す薬を買って戻ってきたところだった。