東南部ドンナイ省警察はこのほど、同省チャンボム郡クアンティエン村警察の警察官が同村在住の男性ドー・チャン・ブーさん(29歳)に発砲してけがを負わせた事件について報告するようチャンボム郡警察に指示した。
ブーさんによると、2月20日午後6時ごろ、ブーさん宅の隣の親せきの家で口論する声が聞こえたため、ブーさんと弟のドー・タン・フーさん(27歳)が仲裁に入ったところ、私服を着た2人の男が現われ身元も明かさないままフーさんに手錠をかけて連れ出そうとしたという。ブーさんが手錠をはずすよう求めると、ソンと名乗る男がズボンのポケットから短銃を出してブーさんの頭部めがけて発砲し、現場を立ち去った。銃弾はブーさんの側頭部に当たっており、ブーさんは病院に救急搬送され手当てを受けたが3針縫う大けが。
その後この2人の男はクアンティエン村警察の警察官で、発砲したソンという男は同村警察の副署長であることが判明した。一方弟のフーさんは、チャンボム郡警察の警察官が現われるまで約2時間手錠をかけられたままだった。