![]() (C) DDDN, 締結式の模様 ![]() |
近畿経済産業局はホーチミン市で2日、ホーチミン市人民委員会との間で、関西とホーチミン市の経済発展を促進することを目的とした協力文書を締結した。近畿経済産業局がベトナムの地方自治体と協力文書を締結するのは、昨年4月の東南部ドンナイ省に続き2件目。
今回の協力文書締結は、2012年11月に近畿経済産業局とベトナム商工省が締結した協力文書の内容を、より具体化させるための取組の一環。今後2年間、ホーチミン市で関西の裾野産業が集積するモデル事業を推進するために、双方で協力を行い、以下のようなビジネス環境の整備などを進める予定。
1.裾野産業育成に関する協力
ホーチミン市における裾野産業育成及び集積を促進するため、関西の裾野産業が同市に進出しやすいビジネス環境の整備を推進する。(例:関西企業に対する各種アドバイスを行う窓口(関西デスク)の設置等)
2.産業人材育成・供給に関する協力
ベトナム人産業人材の育成を促進し、適切なタイミングで企業に供給するための取組を行う。
3.経済・貿易・ビジネス交流の促進に関する協力
関西及びホーチミン市間の経済・貿易・ビジネス交流を促進するため、課題解決に資する取組を行う。
(参考)近畿経済産業局とベトナム商工省との協力文書の対象4分野
1.経済・貿易・ビジネス交流の促進に関する協力
ビジネス情報の積極的な交換、双方の関心貿易品目、貿易手続の相互理解促進のために緊密に連携する。
2.ベトナムにおける裾野産業育成に関する協力
ベトナムの工業団地において、関係機関が連携し、関西の中小企業を中心とする裾野産業の集積モデル(レンタル工場群)を形成する。
3.環境・省エネ分野における経済協力
ベトナムにおける環境課題に対応するため、関西の強みである環境分野でのビジネス交流を通じ貢献する。
4.産業人材育成に関する協力
持続的な経済交流を支える現地キーパーソン、ものづくり人材の育成を促進する。