![]() (C) 三谷産業, ハイズオン工場(完成予想図) ![]() |
情報システムや化学品事業を手掛ける三谷産業株式会社(石川県金沢市)は8日、ベトナム子会社Aureole Business Components & Devices Inc.(ABCD社)ハイズオン工場の増築を発表した。
ABCD社は現在、東南部のドンナイ工場および紅河デルタ地方のハイズン工場の2拠点で、主に自動車部品分野向け樹脂成形品を製造している。また、ドンナイ工場では金型製造も行っている。ここ数年は、新型車種向け成形品が増加すると共に、既存の樹脂成形品も自動車メーカーでのプラットフォームの共通化が進んでいることに加え、三谷産業グループの顧客である日系ハーネスメーカー各社がベトナムにおける生産量を拡大させる方針を打ち出しており、生産量が急増している。
このような状況下、三谷産業は、今後の顧客からの需要増に応え、生産量の増大を図るべく、ABCD社ハイズン工場の増築を決定した。今回の増築により、生産設備の増強(成形機20台導入予定)を進め、2016年度のハイズオン工場の生産量を2015年度対比で約2倍まで増加させる計画。
工場増築の概要
所在地:紅河デルタ地方ハイズオン省フックディエン工業団地
敷地面積:約1万2000平方メートル
設備投資額:2億9000万円(予定)
工場延床面積:4747平方メートル(現状2283平方メートル、2464平方メートル増加予定)
工場稼働時期:2015年1月(予定)
従業員数(2016年度予定):740人(2014年3月31日現在365人)