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- 供与額2.99億円の無償資金協力の書簡交換
- インパクト投資ファンド組成や人材育成
- 社会課題解決で成長と競争力強化に寄与
ハノイ市で2月27日、伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使と国際連合開発計画(UNDP)ベトナム事務所のラムラ・カリディ所長との間で、計画投資省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)の活性化を支援するための供与額2億9900万円の無償資金協力「ベトナム国家イノベーションセンター活性化計画」に関する書簡の署名・交換が行われた。
ベトナム政府は、イノベーション創出を重要課題と位置づけ、NICを創設し、また各種スタートアップ促進イベントの実施など積極的な支援策を打ち出している。一方で、インパクトスタートアップを創出・育成するためのマスタープランの策定、ベトナムのスタートアップ自体の技術力を底上げし、資金調達を促進すること、インパクト投資に関連する人材の不足などが課題となっている。
今回の協力は、ハノイ市にあるNICに対し、インパクト投資ファンドの組成、スタートアップを起業・育成する国際水準のエコシステム構築及び人材育成に協力することにより、イノベーションの活性化を図るもの。これにより、ベトナムの社会課題解決を通じた成長と競争力強化に寄与することが期待される。