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- 23年にホーチミン市にベトナム現法を設立
- 不動産開発プロジェクトの第1号投資案件
- 中所得者層ターゲットのコンドミニアム
株式会社マーキュリアホールディングス(東京都千代田区)は、2023年にホーチミン市にベトナム現地法人「マーキュリアベトナム(Mercuria (Vietnam))」を設立し、日系企業へのコンサルティングサービスを提供してきた。
このほど、ベトナムにおける不動産開発プロジェクトの第1号投資案件として、グループ会社のマーキュリアSPV(Mercuria SPV=MSPV、タイ)を通じて、地場不動産デベロッパーであるビーコンズ・コンストラクション・インベストメント(BCONS CONSTRUCTION INVESTMENT、ホーチミン市)が手掛ける東南部地方ビンズオン省のコンドミニアム開発への投資に関する合弁契約を締結した。
今回の投資対象プロジェクトである「グリーンランド・ビンアン(Green Land Binh An)」は、ビンズオン省ジーアン市の中心部に位置する1棟のコンドミニアムで、中所得者層をターゲットとしている。
土地面積は4287.8m2、合計床面積は3万8752m2、販売面積は2万6948m2。地上29階・地下2階建てで、総戸数は490戸となる。総投資額は7945億VND(約46億円)、平均販売価格は4040万VND(約23万5000円)/m2の予定。2025年4~6月に着工し、2026年10~12月から2027年1~3月期の竣工を見込んでいる。
同プロジェクトはビーコンズの子会社かつプロジェクトカンパニーであるグリーンランド・ビンアン・リアルエステート(GREEN LAND BINH AN REAL ESTATE、ビンズオン省)を通じて開発されるため、MSPVはグリーンランド・ビンアンの株式49%を取得することでエクイティを拠出する。
今後は、マーキュリアベトナムの現地スタッフを通じて、プロジェクトの進捗などを管理していく。