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- 米国国際開発金融公社との協調融資
- 中小零細事業者の金融アクセス促進
- 中小零細事業者と低所得者層向け貸付促進
国際協力機構(JICA)は、2024年12月6日にTPバンク[TPB](TPBank)との間で「デジタル金融包摂支援事業」に対する融資契約に調印し、1月14日に調印式を行った。同事業は米国国際開発金融公社(USDFC)との協調融資となる。
融資額は1億2000万USD(約190億円)。TPバンクへの長期融資を行うことにより、ベトナムにおける中小零細事業者と低所得者層の金融アクセス、特に中小零細事業者のデジタル金融アクセスを促進し、持続的な経済成長に寄与する。
事業の概要としては、TPバンクへの長期融資を通じて中小零細事業者と低所得者層向け貸付を促進する。JICAの資金は30%以上が中小零細事業者向けのデジタルファイナンスに活用され、残りの70%以下が非デジタルな中小零細事業者と低所得者向け融資に活用される予定だ。
また、JICAの融資額のうち、最低でも30%は女性が経営する企業と女性低所得者層向け融資に活用される予定となっている。
なお、同事業は2023年5月に設置した「金融包摂促進ファシリティ(FAFI)」に位置づけられる。