(C) 日本酒類販売 |
- 同一資本、同一拠点の2社を連結子会社化
- 初めての海外法人を対象とした株式取得
- 日本産酒類・食品の更なる輸出拡大に寄与
酒類や食品の卸売事業などを手掛ける日本酒類販売株式会社(日酒販、東京都中央区)は、ホーチミン市に拠点を持つアルコール飲料・ソフトドリンクなどの卸売企業2社の発行済株式をそれぞれ75%取得した。
対象企業は、プロトレーダー(Protrader)とエルドラゴン(Eldragon)の2社で、販売エリアが異なる同一資本、同一拠点の企業。今回の株式取得は、日酒販にとって創業以来初めての海外法人を対象としたもので、両社とも日酒販の連結子会社となる。
プロトレーダーとエルドラゴンの2社は、ベトナム国内で地域に密着した販売活動により、確固たる基盤を築いている有力なディストリビューターだ。資本金はプロトレーダーが200億VND(約1億2000万円)、エルドラゴンが100億VND(約6000万円)となっている。
日酒販は、輸出事業の拡大を目指している。特に成長著しいベトナム市場において、現地の有力ディストリビューターである2社をグループに迎え入れることにより、相互のノウハウを共有し、日本産酒類・食品の輸出先拠点として日酒販グループの海外事業拡大に繋げていく方針だ。
今回の株式取得により、日酒販は現地の確固たる販売ネットワークを確保し、さらにベトナム市場だけでなく、近隣諸国への販路拡大を目指す。将来的には、東南アジア市場の成長を取り込み、日本産酒類・食品の更なる輸出拡大に寄与していく。