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- 医科薬科大学で救急救命士の養成課程
- 教育・運営システムの構築と提供で協力
- 医療資源と運営システム構築・改善が急務
北原グループ(医療法人社団KNI、株式会社Kitahara Medical Strategies Internationalなど、東京都八王子市)と、ベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)医科薬科大学(ハノイ市)は、日本の厚生労働省と国立研究開発法人国立国際医療研究センター(NCGM、東京都新宿区)などの協力を得て、医科薬科大学における救急救命士の養成課程を開始するため、教育および運営システムの構築と提供に協力する覚書を締結した。
現在、ハノイ市の救急医療は大きな課題を抱えており、医療資源やその提供状況は、近隣のアジア諸国と比較しても基準を大きく下回っているとされる。こうした中、課題解決のためには、人材や設備といった医療資源だけでなく、運営システムの構築・改善が急務となっている。
北原グループは2018年、ハノイ市のベトドク病院と「リハビリテーション・脳神経外科の技術協力、リハビリテーションの運営・教育システムの構築と提供に関する技術協力」を締結した。2年間にわたるリハビリテーションスタッフを中心としたベトナム人医療者への教育実績もあり、今後、救急医療専門人材の育成やシステム構築支援だけでなく、リハビリテーションを含む脳卒中治療への貢献も目指す。