来年のテト(旧正月)は、中国の旧正月より1日早く、新暦の2007年2月17日となる。中国では2007年2月18日が旧正月の1月1日となる。これは、ベトナムと中国との時差の関係で旧暦の日付に差が生じるために起こるもので、政府担当者の説明によると特に珍しいことではなく、1900年代にはベトナムと中国の旧正月の日付がずれたのは1925年、1968年、1969年、1984年の4回あり、今後は2030年、2053年にも同様になるという。
なお、家を新築したり、事業を始める際などに「縁起の良い日」を気にする人も多いが、同担当者によると、こうした日付は十干十二支(干支)に基づいており、これは一貫して変わらないものであるので、暦の変更には影響されない。
既に印刷、販売されているカレンダーにはこの変更が反映されていない場合もあるので、注意が必要だ。