海水浴場で有名なホーチミン市近郊のブンタウ市の海岸では、このところ次のような事件が続発している。バイクタクシーを含む青年ら5,6人がグルになり2組に分かれ、まず一組はグループ旅行で海水浴に親と来ている子供に声をかけ、離れた所に誘い出す。もう一組は帰宅時間になっても子供が見当たらないことに気が付いた親に「俺のバイクに乗りなよ、あんたの子供を捜してやるから。俺はここの土地に詳しいんだ。」と話しかけ、捜すふりをして、子供を誘い出した場所まで連れて行く。
その後、親子を再会させ安心させたところで、子供を誘い出した男たちは「この子の面倒を見ていた分のお金を払え」と20万ドン(約2700円)を要求、バイクで捜した男たちは、バイクタクシー代としてさらに10万ドン(約1350円)を要求する。ニセの迷子劇に、親は合計30万ドン(約 4000円)もふんだくられるという具合だ。地元警察ではこのような事件が誘拐事件に発展する可能性もあるため、注意を呼びかけている。