ハノイ工科大学ネットワークセキュリティセンターが2005年中に調査した、約2000人のコンピュータユーザーに対する調査結果によると、調査対象の94%のコンピュータがコンピュータウイルスに感染したことがあると判明した。
ユーザー1人あたりの損害額は最高で41万ドン(約3050円)、最低で26万ドン(約1930円)。ウイルス発生のために最低1日以上機能が停止した行政機関や企業は44%、復旧に数日かかった行政機関や企業は34%だった。また分野別に見ると、コンピュータユーザーが貿易に携わっている場合のコンピュータのウイルス感染率は96%、次いで教育部門が95%、サービス部門が94%だった。
一方、調査対象ユーザーの対ウイルスソフト更新間隔は、1週間が44%、毎日が20%、1ヶ月が8%で、3者を合わせると72%のユーザーしか対ウイルスソフトの定期更新を行っていないことがわかった。