パシフィック航空(PA)はこのほど、運行便の遅延・キャンセル時の利用客に対する補償規定を発表した。それによると運行便の遅延が◇2時間未満の場合には空港内で飲料サービス◇2時間以上6時間未満の場合には空港内で食事サービス◇6時間以上の場合には宿泊ホテルと食事――となっている。
また運行便が6時間以上遅延した場合には上記補償の代わりに、国際線では1人あたり50米ドル、国内線では20万ドン(約13米ドル)の現金補償を選択することもできる。このほか、12時間以上の遅延(国内線)や24時間以上の遅延(国際線)またはキャンセルの場合には、他の便への振り替えを行うとともに、遅延・キャンセルが発生した分の航空券の25%にあたる補償金を支払うとしている。
パシフィック航空は1990年設立の株式会社。経営悪化により一時政府の管理下に置かれたあと、今年6月シンガポール政府系持ち株会社テマセク・ホールディングス(Temasek Holdings)に株式の30%を売却することが決定した。