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韓国から投資を得たベトナムのシネコン「Dcine Cinemas」がこのほどホーチミン市に進出し、同市1区マックディンチー通り6番地(6 Mac Dinh Chi, quan 1, TP. HCM)に「Dcineベンタイン(Dcine Ben Thanh)」をオープンした。
ホーチミン市に先立ち、Dcineは南部メコンデルタ地方ソクチャン省でシネコンを展開している。
Dcineベンタインは6スクリーンと最新の上映設備を有し、韓国から輸入した約500席の座席を備える。Dcineは、大手シネコンとともにベトナムにおける興行収入のシェア獲得を狙う。
文化スポーツ観光省傘下映画局の統計によると、2018年における全国のスクリーン数は901スクリーン、座席数は13万0900席。2019年2月現在、韓国系CGV Cinemasが全国でシネコン75か所を展開し、最大手となっている。他社のサイト数は、韓国系Lotte Cinemaが42か所、地場Galaxy Cinemaが14か所、地場BHD Star Cineplexが9か所。
なお、ベトナム市場における2018年の総興行収入は3兆2520億VND(約151億円)、総動員数は4720万人、チケット料金の1枚当たり平均は6万8900VND(約320円)だった。2019年の総興行収入は前年比+24%に達すると見込まれている。