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- 韓国同和薬品と地場チュンソンが提携
- ティエンザン省ゴーコン市で1号店開業
- コラボ店舗を年内に10か所以上展開
韓国の製薬会社である同和薬品(Dongwha Pharm)はこのほど、ベトナムで薬局チェーンを展開するチュンソンファーマ(Trung Son Pharma)と、ベトナムでコンビニエンスストアチェーン「GS25」を運営する韓国系GS25ベトナム(GS25 Vietnam)と共に、薬局とコンビニが一体となった「コラボレーション店舗」の1号店を開業した。
店舗は、南部メコンデルタ地方ティエンザン省ゴーコン市にある。チュンソンファーマの薬局はGS25の一角にあり、胃腸の働きを助ける「カスファル(GAS WHAL oral liquid)」をはじめとした同和薬品のドリンク剤のほか、サプリメント、滋養強壮剤なども取り扱う。薬剤師による健康相談も行うという。
ベトナムの主要都市に、コラボレーション店舗を年内に10か所以上展開する計画だ。
これに先立ちチュンソンファーマとGS25ベトナムは1月20日、コラボレーション店舗の開発と営業で協力するため覚書(MOU)を締結した。これに基づき、マーケティング活動を通じた認知拡大、薬剤師の健康相談による専門的イメージの構築、医薬品から健康食品、美容関連製品まで取り扱い商品の拡大を進めていくとした。
一方、同和薬品は2023年8月、チュンソンファーマの株式51%を買収した。2024年11月には200店舗目を開業するなど、ベトナム市場の拡大を推進中だ。2026年までに400店舗の開設を目指している。