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- ベトナム沖のクーロン盆地15-2/17鉱区
- 油層厚112mの油層を発見
- PVEPが35%、SKアースオンが25%保有
韓国で原油の元売りなどを手掛けるSKイノベーション(SK Innovation)の子会社で、石油開発事業を手掛けるSKアースオン(SK earthon)によると、米国の石油開発会社マーフィー・オイル(Murphy Oil)がベトナム沖のクーロン盆地15-2/17鉱区で、油層厚112mの油層を発見した。
同鉱区はマーフィー・オイルが2019年から探査を行っているもので、同社が持ち分40%、ペトロベトナムグループ(PVN)傘下の石油ガス試掘・掘削総公社(PVEP)が35%、SKアースオンが25%を、それぞれ保有している。
新たな油層の発見を受け、今後は原油の埋蔵規模や油田としての評価、開発計画の作成などを行う。実際の原油生産までには約5年かかる見込みだ。
SKアースオンは15-2/17鉱区について「ベトナムで原油生産量が2番目に多い15-1鉱区、および15-1/05鉱区に隣接しており、原油生産に成功する可能性が非常に高い。近隣の鉱区と連携して開発を行うことによる、相乗効果にも期待できる」と述べている。SKアースオンは現在ベトナムで、15-1/05鉱区の持ち分を25%、16-2鉱区は70%保有し、開発や探査を進めている。
ベトナムにおける資源開発事業の相次ぐ成功により、SKアースオンの実績は伸長している。2024年1~9月期の売上高は1兆0975億ウォン(約1190億円)、営業利益は4276億ウォン(約460億円)で、営業利益では年間3683億ウォン(約400億円)だった2023年の実績を超えている。