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- ハイテク案件向け支援基金が設立
- 半導体やAI産業の初期投資を支援
- 初期投資の最大50%を国がサポート
政府は2024年12月31日、投資支援基金の設立・管理・使用に関する政令第182号/2024/ND-CPを公布した。同政令は即時施行され、2024年度分から適用されることになっている。
同政令には、半導体や人工知能(AI)を中心としたハイテク産業の発展を促進するための特別な政策が盛り込まれている。
政令によると、半導体またはAI分野の研究開発(R&D)センター案件を実施する企業に対し、初期投資コストの最大50%を国が投資支援基金を拠出して支援する。
R&Dセンター案件に求められる要件としては、◇国のイノベーションエコシステムや新技術、画期的な新製品の開発にプラスの影響を与えること、◇当該企業が税金を滞納していないこと、◇投資総額が3兆VND(約185億円)以上で、投資認可から3年以内に少なくとも1兆VND(約62億円)を支出することなどが挙げられる。
同政令は、海外投資家の誘致や世界的テクノロジーの未来を形作る上で大きな可能性を秘める半導体・AI産業のグローバルバリューチェーンにベトナム企業が参加する機会を掴めるよう便宜を図るためのもの。