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- 年内に関節リウマチ薬などの販売許可取得
- 医療関係者や患者向けの販促活動を展開
- 抗体医薬品市場が近隣他国より急速に成長
韓国の製薬大手セルトリオン(Celltrion)はこのほど、ベトナム法人を設立した。
ベトナム法人は、年内に関節リウマチ薬「レムシマ(Remsima)」、皮下注射薬「レムシマSC」、非ホジキンリンパ腫などの治療薬「トラクシマ(Truxima)」、乳がん・転移性胃がんの治療薬「ヘルズマ(Herzuma)」といった主力4商品の販売許可を得るとしている。
このため、医療関係者や患者を対象にした販促活動を展開するほか、医薬品の入札を行う機関などとのネットワーク構築を図る。
2025年は1~6月期までに、バイオ医薬品の処方が可能な病院に対する製品の登録を終える方針だ。また同年中に、皮下注射薬「ユフライマ(Yuflyma)」、非小細胞肺がんなどの治療薬「ベグゼルマ(Vegzelma)」、アレルギー治療薬「ゾレア(Xolair)」のバイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)「オムリクロ(Omlyclo)」の販売許可を取得する計画もある。
ベトナム進出の背景として同社は、同社が注力する抗体医薬品市場が近隣の他国に比べ急速に成長しているためと説明している。