海外で自国を批判する観光ガイドに資格剥奪等の厳しい処分

2012/04/06 20:18 JST配信

 一般的に言うと、観光ガイドの務めというのは、自国の文化や国民性を正しい知識を持って、観光客に説明し、異文化交流の橋渡しをすることである。しかし、一部のベトナム人観光ガイドは、自国について軽口を叩いたり、嘲笑の対象にするなどして、観光客に誤った認識や不快な印象を与えている。3日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

(C) Tuoitre, L.Nam
(C) Tuoitre, L.Nam

 海外旅行は高嶺の花。それでも、最近はベトナム人の海外旅行者が少しずつ増えてきており、だんだんと身近な存在になりつつある。個人旅行は少数派で、殆どが旅行会社が企画したツアー旅行に参加する団体旅行者だ。案内する観光ガイドはベトナム人だが、彼(彼女)らは海外の文化・習慣を紹介するとき、不必要に自国のそれと比べて、風刺するきらいがあるようだ。

 パリのセーヌ川を案内するガイドは語った。「ホーチミン市は東洋のパリとも呼ばれており、市内にはセーヌ川のような運河も走っています。最近、ニエウロック・ティゲー運河の水質を改善させて、同市におけるセーヌ川にしようという動きがありますが、全くの絵空事です」

 マレーシアのペトロナスツインタワーを案内するガイドは語った。「ここは大変込み合っていますから、はぐれないように注意してください。でも万一はぐれてしまっても大丈夫。ウィンドウショッピングばかりして、ちっとも買い物しない人がいたら、それはベトナム人です」

 大抵は冗談として、流される程度のものだが、中にはこれを聞いて「不快な気持ちになった」と後から旅行会社にクレームをつける観光客もいる。ベトナム観光協会は、旅行各社に対して、むやみに自国の批判をしないよう、所属する観光ガイドたちに指導するよう指示し、これに応じない観光ガイドには、資格剥奪や罰金など厳しい処分を科す方針を明らかにした。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ガイドを担当した日本人旅行者20人のパスポートの返却をハロンパールホテルが拒否したことにより職業上...

新着ニュース一覧

 在イスラエル・ベトナム大使館は20日、パレスチナ自治区ガザ地区に向かう船団「グローバル・スムード・...
 内務省は、電子労働契約に関する政令第337号/2025/ND-CPの施行をガイダンスする通達第8号/2026/TT-BNV...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 米上院はベトナム時間19日、新たな駐ベトナム米国大使としてジェニファー・ウィックス・マクナマラ氏の...
 北部紅河デルタ地方ニンビン省のフォンフー寺にあるリエンホア洞窟には、ベトナムで最もユニークな岩壁...
 ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は19日、日本最大
 ホーチミン市で6月5日より、同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の駅構内に「思...
 政府は、人口法の施行を案内する政令第168号/2026/ND-CPを公布した。同政令では、第2子出産時の産休制...
 調査会社スタートアップブリンク(StartupBlink)が発表した「グローバルスタートアップエコシステムイン...
 ベトナムでは2025年1月1日より、電子たばこおよび加熱式たばこの生産、取引、輸入、保管、輸送、使用が...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 ハノイ市人民委員会は20日、大手ゼネコンであるビナコネックス[VCG](Vina
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フ...
 ホーチミン市警察は20日、大規模な麻薬密売ルートを摘発し、違法薬物の密売や所持、違法薬物使用行為の...
 プラスチックのリサイクルを中心とした環境事業を展開する株式会社esa(東京都千代田区)は、日本政府の...
トップページに戻る