南中部カインホア省人民委員会では現在、ホンバー山に建設が計画されているリゾート複合施設「エルシン観光地区」案件への投資を募っている。
ニャチャン市から55キロほどのところに位置するホンバー山(標高約1500メートル)は、20世紀初頭にフランス人の医師・細菌学者エルシン(A.Yersin)がマラリア治療薬の原料となるキナの木を植え、研究拠点を設置した場所。
同省は2003年、およそ1000億ドン(約7億5000万円)を投じて同山の頂上まで舗装道路を整備した。計画によると「エルシン観光地区」には、スパ、泥浴、娯楽施設、カジノのほか、同地区の名前の由来となったエルシンの記念館などが建設される予定。