西南部指導委員会がまとめた最新のデータによると、メコンデルタ地域の都市部と農村部との収入格差が近年拡大している。一人当たりの平均月収は、都市部の最高収入層で132万ドン(約9500円)以上であるのに対し、農村部の最低収入層では15万8000ドン(約1100円)とその格差は8.35倍にまで拡大している(2002年は8.2倍)。また、最貧困家庭の一日の収入は一人当たり4000~6000ドン(約30~40円)というデータもある。
同委員会では、貧富の差をなくし、地域社会の安定を図るためには政府の援助や政策が不可欠だとコメントしている。