グエン・スアン・フック首相は13日、2021年の第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)と第11回ASEANパラゲームズ(ASEAN Para Games 11)をベトナムで開催することを決定した。同大会は“東南アジアの五輪”とも呼ばれるASEANスポーツの祭典。ベトナムが開催国を務めるのは2003年大会以来となる。
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SEA Games 31は全36競技でメダルが争われ、このうち3分の2がオリンピックの正式競技。一方、ASEAN Para Games 11は全14競技が実施される。開催時期はSEA Games 31が2021年11月末を予定。開催地はハノイ市が中心となるが、一部の競技は近郊の省・都市で行う。また、ASEAN Para Games 11は1か月後にハノイ市で開催する。
フック首相は、利便性や経済性、効率性などの観点から相応しい会場を選定するよう文化スポーツ観光省に対して指示。さらに、政府は副首相を中心に大会実行委員会を設立することを決定した。両大会の開催費用は国家予算から拠出する。
開幕式や閉幕式を含む具体的な開催スケジュールは今後決定していくが、開催期間はSEA Games 31が17日間、ASEAN Para Games 11が11日間となる予定。SEA Games 31の参加者は選手・指導者・審判・スタッフなどを含む約1万6000人、ASEAN Para Games 11は約4000人が参加する見通し。
なお、東南アジア競技大会(SEA Games)の開催国を務めた回数は、タイとマレーシアがそれぞれ6回ずつで最多。以下、シンガポール、インドネシア、フィリピンが4回、ミャンマーが3回、ブルネイ、ベトナム、ラオスが1回となっている。