新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会が24日、政府に報告したところによると、ベトナムは2022年4~6月までに7回に分けて新型コロナウイルスワクチン1億5000万回分を調達する。
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ワクチンは、◇発展途上国への予防接種普及を推進する国際組織「GAVIアライアンス」が展開するワクチン接種事業「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」からの支給、◇英国の製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)からの購入、◇国内のワクチン生産会社からの購入となる。
今後のワクチン調達および使用計画は以下の通り。
◇第1回:11万7000回分を調達。ワクチンは24日にベトナムに到着し、既に引き渡された。これらのワクチンは、新型コロナの治療・検査に携わる医療従事者や隔離施設の職員、記者などに使用する。
◇第2回:150万回分を調達。1~3月と4~6月中に受領。前述の対象者に加え、外交、税関、出入国機関の関係者および軍人に使用する。
◇第3回:820万回分を調達。4~6月中に受領。軍人に加え、警察、教師、80歳以上の高齢者に使用する。
◇第4回:1090万回分を調達。4~6月中に受領。軍人、警察、教師、80歳以上の高齢者、必須サービス従事者、慢性的な疾患を持つ者に使用する。
◇第5回:1440万回分を調達。10~12月または2022年1~3月中に受領。慢性的な疾患を持つ者に使用する。
◇第6回:2520万回分を調達。10~12月または2022年1~3月中に受領。慢性的な疾患を持つ者、65~80歳の高齢者に使用する。
◇第7回:9050万回分を調達。10~12月から2022年4~6月までに受領。65~80歳の高齢者、18歳以上の者に使用する。