阮朝に仕えた最後の女性が死去、5人の皇帝の祭壇見守る

2021/02/25 05:27 JST配信

 阮(グエン)朝(1802~1945年)の王宮に仕えた最後の女性、レ・ティ・ジンさんが、21日午後1時45分に北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市の自宅で死去した。102歳だった。息子によると、ジンさんは2年前から身体が弱くなっていたという。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 ジンさんは、第7代皇帝キエンフック(建福)帝(在位:1883~1884年)、第8代皇帝ハムギー(咸宜)帝(在位:1884~1885年)、第9代皇帝ドンカイン(同慶)帝(在位:1885~1888年)の弟である堅郡公ウンクエンの孫、また最後の皇帝バオダイ(保大)帝(在位:1926~1945年)の運転手だったグエン・ニュー・ダオの妻にあたる。

 ジンさんは8歳のときに王宮に呼ばれ、同慶帝の妻と第12代皇帝カイディン(啓定)帝(在位:1916~1925年、同慶帝の子、保大帝の父)の妻に仕えた。1945年の8月革命の後は、啓定帝の妻についてアンディン殿に戻った後、フエ市ファンディンフン通り145番地(旧79番地)の家に移り、啓定帝の妻が1980年に死去するまで世話をした。

 その後、ジンさんは長男と一緒に建福帝、咸宜帝、同慶帝、そして夫のウンクエンの父であるグエン・フック・ホン・カイ(阮福洪侅=堅太王)の宮殿に戻り、以来、建福帝、咸宜帝、同慶帝、啓定帝の4人の皇帝の祭壇に線香を手向けてきた。1997年に保大帝が死去してからは、5人の祭壇を見守っていた。

 ジンさんは阮朝の王宮に仕えた数少ない1人であり、ベトナムの歴史の証人でもあった。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 阮(グエン)朝(1802~1945年)第8代皇帝ハムギー(咸宜)帝(在位:1884~1885年)の子孫であるダン・バン・...
 1802年から1945年にかけて存在したベトナムの最後の王朝である阮(グエン)朝の子孫を代表するグエンフッ...
 阮(グエン)朝(1802~1945年)第10代皇帝タインタイ(Thanh Thai=成泰)帝(在位1889~1907年)の孫にあたる...
 脳性まひの娘を持ち、ホーチミン市の12m2の賃貸アパートに住んでいる男性がいる。この男性は、阮(グエ...
 阮朝(グエン朝)の第10代皇帝タインタイ(成泰)帝(在位:1889~1907年)の母親であるトゥーミン(慈明)皇太...
 ベトナム最後の皇子とされているグエン・フオック・ビン・ジエウ氏が12日、老衰のため米国で死去した。...
 阮朝(グエン朝)最後の皇帝バオダイ帝の第2夫人だったブイ・モン・ディエップ元王妃(87歳)が26日、パ...

新着ニュース一覧

 ハノイ市の国会議事堂で3日午前、第16期(2026~2031年任期)国会の第1回臨時会議が開幕した。会期は17日...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 シンガポール海軍のエンデュアランス級揚陸艦「パーシスタンス(RSS Persistence)」が1日、南中部地方カ...
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 ハノイ市共産党委員会の決議に基づき、同市トゥーラム村(xa Thu Lam、旧ドンアイン郡)で7月31日、「社...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は3日午前7時から、国内線の第1旅客ターミナル(T1)および国際線の第2旅客タ...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、8月18日(火)の日本時間16時00分から18時00分まで(ベトナム時間14時00分...
 財政省傘下の統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年1~7月期の海外直接投資(FDI)認可額(推定値)...
 工業用ミシンメーカーの株式会社PEGASUS(大阪府大阪市)は、アパレルマシナリー事業の中国における部品...
 建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)の統計によると、2026年7月15日時点でベトナム国籍で登録されている商...
 ベトナムの内務省とアルバニアの経済・イノベーション省はハノイ市で7月29日、ベトナム人労働者のアル...
 北部地方バクニン省における2026年のライチ生産量は悪天候により減少したものの、ライチおよび関連サー...
 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)が先般発表した「東南アジア諸国連合(ASEAN)消費...
 フランスの長距離相乗りプラットフォームである「ブラブラカー(BlaBlaCar)」はこのほど、ベトナム市場...
トップページに戻る