ハノイ市警察は13日、偽物のゴールド(金)を購入して、本物のゴールドと偽って1万8000人に違法な手段で売り付け、12億VND(約560万円)を荒稼ぎしていた特殊詐欺グループ33人のうち4人を起訴した。
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起訴されたのは、主犯格のグエン・フィー・フン被告(男・23歳、北中部地方ゲアン省出身)、ファム・バン・ホアン・アイン被告(男・24歳、同ハティン省出身)、グエン・ダン・ティン被告(男・22歳、北部紅河デルタ地方タイビン省出身)、グエン・バン・タイン被告(男・18歳、タイビン省出身)の計4人。いずれも、インターネット等を介して他人の財産を騙し取った罪に問われている。
これに先立ち、ハノイ市バックトゥーリエム区経済警察は、宝飾品販売を手掛けるバオミンゴールドグループ(tap doan vang Bao Minh)の偽アカウントを作り、フェイスブック(Facebook)とザロ(Zalo)で24金指輪の特別セールを実施すると宣伝していた特殊詐欺グループ33人を逮捕。
警察はこの時の立ち入り検査で、偽ゴールドの指輪125kg、電話機75台、コンピューター25台および通信機器、偽造したバオミンゴールドの保証書など多数の証拠品を押収した。
警察の調べによると、主犯格のフン被告は今年5月にバオミンゴールドの偽アカウントを作成し、友人らを誘って特殊詐欺グループを結成。国に収める税金のため、40万VND(約1850円)を先に振り込んでくれた顧客に対して、24金の指輪をプレゼントするという偽キャンペーンを立ち上げた。
特殊詐欺グループのメンバーは、フン被告が用意したシナリオに従い、インターネットや電話を介して顧客対応し、6月から現在までに全国の約1万8000人から12億VND以上を騙し取ったとされている。