ベトナム保健省の23日午前6時の発表によると、国内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者は直近1週間でゼロ人だった。国内ではこれまでに累計268人の感染者が確認されており、このうち223人が回復して退院済み。
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22日午後には、新たに7人(ハノイ市:6人、東南部地方タイニン省:1人)の患者が退院して感染者のうち223人が回復した。治療中患者45人のうち、特に症状が重いのは3人。この中には国内91人目の感染者となったベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の英国人パイロットも含まれる。
グエン・スアン・フック首相は22日に開いた会議で、4月1日から始まった全国規模での社会的隔離措置について原則解除を決定。国内で最も多くの感染者を出したハノイ市についても、メーリン郡とトゥオンティン郡を除いて「感染リスクが高い地域」から除外され、一部業種以外の営業が再開された。但し、依然としてマスク着用や手洗いの徹底、不要な外出自粛などが求められる。
なお、ベトナム国内では現在も6万8000人余りが隔離措置を受けている。このうち369人が病院、約1万8000人が集中隔離施設、残りは自宅または宿泊先で隔離されている。