国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がこのほど公開したタックスヘイブン(租税回避地)資料「パラダイス文書」の中に、ベトナム関連の企業名や個人名などがあることが分かった。21日夜までに確認できたのは474件に上る。
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「Vietnam」でキーワード検索すると、オフショア会社(Offshore Entitie)32件、個人214件、仲介業者23件、住所205件がヒットした。オフショア会社32社の拠点は、英領バージン諸島が14社、英領ケイマン諸島が11社、残りはパナマ、バハマ、クック諸島にある。
ベトナム関連の企業には、「フラマ・インターナショナル・ホテリエ(Furama International Hoteliers)」、「ベスト・シティ・フランス(Best City Finance)」、「ペンウッド・インターナショナル(Penwood International)」などが含まれている。また、ベトナム関連の個人や仲介業者、住所の大半は、ハノイ市とホーチミン市の住所だった。
2016年5月にICIJが公開した「パナマ文書」に記載されていたベトナムのコングロマリット企業(複合企業)であるソビコ・ホールディングス(Sovico Holdings)は、香港のライサン(Lai Sun)グループから複数の企業を買収したためで、文書に名前があっても不思議ではないとしている。