旧紙幣・硬貨がネットで高額取引、希少な1VNDの価格は2000USD

2017/03/27 06:10 JST配信

 ベトナムの旧紙幣・硬貨や少額紙幣・硬貨がインターネットオークション世界最大手の米国イーベイ(eBay)や米国アマゾン・ドットコム(Amazon.com)、電子商取引(eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ、Alibaba Group)などで高額取引されている。

(C) Vietnamnet
(C) Vietnamnet

 サイトによって、1000VND(約5円)紙幣1000枚セットが400万VND(約1万9900円)、500VND紙幣1000枚セットが179.9USD(約1万9969円)や92.99USD(約1万0322円)プラス送料35USD(約3885円)など、価格帯は異なるもののいずれも高額だ。

 ベトナムのコットン紙幣・ポリマー紙幣・硬貨は海外の通貨収集家たちの間で人気があり、特に発行・流通が中止されている紙幣や硬貨、整理番号が揃っている紙幣の取引価格が高額になっている。

 例えば1963年に発行され農民が稲刈りをしている姿や教室で勉強する子供たちが描かれた1VND(約0.005円)紙幣はベトナム国内サイトの取引価格がわずか2万5000VND(約124円)であるのに対して、イーベイでは1999.99USD(約22万1999万円)と高額で、さらに送料が60USD(約6660円)かかる。

 1988年に発行された整理番号「AA 0000000」の2000VND(約10円)紙幣が米国のサイトでは249USD(約2万7639円)で販売されている。このほか、2003年に発行され、既に流通が中止されている200・500・1000・2000・5000VND(約1・2.5・5・10・25円)硬貨の価格はサイトによって5.49~8USD(約609~888円)で取引されている。

[My Huyen, Vietnamnet, 22/03/2017 16:00 GMT+7, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムの30VND札は、過去に2度印刷・発行されたが、以後消えた幻の紙幣となっている。  ベトナム...
 ホーチミン市に住むフイン・ミン・ヒエップさん(男性・46歳)は、25年の年月をかけてベトナム南部がフラ...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)は、2017年もテト(旧正月)に小額紙幣を追加発行しないことを明らかにした。...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)の創立65周年(1951年5月6日~2016年5月6日)を記念して12日に発行された額面...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)のダオ・ミン・トゥー副総裁は、2016年もテト(旧正月)に小額紙幣を追加発行...
 西北部地方ホアビン省ラックトゥイ(Lac Thuy)郡チーネー(Chi Ne)町には、ベトナム民主共和国(1945~197...
 ベトナムの紙幣には、東北部クアンニン省のハロン湾、ハノイ市の文廟、南中部

新着ニュース一覧

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市の路線バスで車掌として働くダン・カム・トゥーさん(女性・30歳)は、クリスマスの雰囲気を...
 南中部地方ラムドン省はこのほど、国内で最も高い灯台として知られる「ケーガー灯台(hai dang Ke Ga)」...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 沖縄戦後80年・ベトナム戦争終結50年祈念の展覧会「ベトナム、記憶の風景」が、11月22日(土)から2026年...
 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)傘下のサヴィルズ・ホテルズ(Savills Hotels)による...
 南中部地方カインホア省人民委員会は、同省(旧ニントゥアン省)で計画されている第1ニントゥアン原子力...
 地場系大手総合メディア会社イエーワングループ[YEG](YeaH1 Group)は、ソ
 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)による...
 タイで開催中の第33回東南アジア競技大会(SEA Games 33)は12月18日に、男子サッカー競技の決勝が行われ...
 英ライフスタイル誌「タトラー(Tatler)」が発表した「2025年の影響力のある人物」に、格安航空会社(LCC...
 テクノロジーソリューション事業などを手掛けるリックソフト株式会社(東京都千代田区)は、エンタープラ...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)によると、2024年12月22日に運行を開始した同市メトロ1...
 ハノイ市人民委員会は、旧市街における初の地下駐車場計画として、ホアンキエム街区のフンフン・バット...
 シンガポールのチャンドラー・ガバナンス研究所(Chandler Institute of Governance=CIG)は、120か国の...
 丸紅株式会社(東京都千代田区)と静岡県浜松市は、浜松市内企業の海外における事業展開を支援することに...
トップページに戻る