ハノイ市ホアンキエム区チャンティエン通りの市民劇場(オペラハウス)で、約20年ぶりに修復と外壁の塗り替え作業が行われている。しかし、塗り替えられた外壁の色が、多くの人を失望させている。
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ハノイ市民劇場は、フランスのオペラ座を模して2人のフランス人建築家が設計し、1911年に完成した。7月から修復作業が行われており、正面外壁が白と鮮やかな黄色に塗り替えられたが、これを見て多くの市民や建築家らから不満の声が上がっている。
1996年の修復の際に指揮を執ったホアン・ダオ・キン教授は、「市民劇場は貴族的な品の良さが美しいのであって、けばけばしさは似合わない。塗り替えたことで、歴史・文化遺産の建築が台無しになった」と批判した。
市民劇場の責任者であるグエン・ティ・ミン・グエット支配人は、今回の修復作業については監督機関の承認を得たとしているが、ハノイ市文化スポーツ観光局と文化スポーツ観光省文化遺産局はいずれも、何の申請も受けていないとしている。
市民劇場は国の歴史・文化遺産で、修復に当たっては原形を最大限維持するよう法律で定められており、決定権限は文化スポーツ観光省に属している。