ラムドン省ランビアンが「ユネスコ生物圏保存地域」に認定

2015/06/12 07:24 JST配信

 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の第27回人間と生物圏(MAB)計画国際調整理事会は9日、南中部高原地方ラムドン省ランビアンを「ユネスコ生物圏保存地域」として認定した。国内のユネスコ生物圏保存地域は9か所目で、中部高原地方では初めて。

 ランビアン生物圏保存地域はラムドン省北部に位置し、面積は27万5439ha。原生林と盆地から成るビドウプ(Bidoup)・ヌイバー国立公園を含む地域で、国内に4か所ある生物多様性学の中心地の一つと評価されている。

 この地域では、絶滅のおそれのある野生生物の種のリストであるベトナム・レッドデータブック(2007年)に掲載された動植物153種と国際自然保護連合(IUCN)レッドデータブック(2010年)に掲載された154種が確認されている。

 ベトナムユネスコ国家委員会のファム・サイン・チャウ書記は、ランビアンのユネスコ生物圏保存地域認定はチャンスであると共に管理の責任を負う試練でもあると指摘する。管理機関として、多くの関連機関が参加する生物圏保存地域管理委員会が設立される予定になっている。

[VOV, 07:05, 10/06/2015,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)はこのほど、南中部沿岸地方ニントゥアン省のヌイチュア(Nui Chua)と南...
 南中部高原地方ラムドン省ダラット市で3月19日(土)、トレイルランニング(トレラン)レース「Vietnam Vict...
 ベトナム版ギネスブックとして知られるベトナム・ブック・オブ・レコード(Vietkings)は、「観光客を魅...
 メコンデルタ地方のベンチェ省・チャビン省・ソクチャン省の幹部はこのほど、人間と生物圏計画国家委員...

新着ニュース一覧

 地場CTグループ(CT Group)はこのほど、低空経済(Low Altitude Economy=LAE)の中核拠点となるセンター...
 ホーチミン市ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに建設されていた自転...
 クリエイト・キャピタルベトナム[CRC](Create Capital Vietnam)と米国サ
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場...
 未成年犯罪者に対する電子監視措置と社会復帰支援を規定する政令第333号/2025/ND-CPでは、未成年者が罪...
 商工省傘下の国家競争委員会は29日、通話やメッセージング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(S...
 国際情勢が不安定化する中、ベトナムの経済外交は2025年に約350件の協定・コミットメントに合意した。...
 ドローン技術を手掛ける地場スタートアップのサオラテック(Saolatek)は29日、携帯端末販売を展開するジ...
 農業環境省はこのほど、ベトナム農産物トレーサビリティシステムのお披露目式典を開催した。同システム...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年1~6月期における外国人入国者数及び日本人出国者数等に...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年6月末時点における在留外国人数に関する統計によると、...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年7月1日時点における不法残留者数に関する統計によると、...
 政府はこのほど、電子労働契約に関する政令第337号/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)を公布した。これによ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 ホーチミン市人民評議会は、第4トゥーティエム橋案件の投資方針を承認した。同案件は、投資総額5兆0630...
トップページに戻る